震災の日

「黙祷!…」
震災から14年。
そういえば、遠い昔にそんなことがあったかな…
震災の日ということで、夕方に長田まで足を延ばして、この日の事をちょっと振り返ってみた。
新長田駅の広場では、毎年恒例(?!)のロウソクによる文字が描かれていた。
「な・が・た」
考えてみれば、このロウソクによる明かりは新聞では見たことがあったが、実物を見るのは初めてだ。
意外にロウソクって明るいことに気付く。
なんでかわからんけど、ちょっとジ〜ンとした。
「黙祷!…」
地震があったのは午前5時46分だが、午後の同時刻に広場に集まった人々で黙祷をする。
「パシャ!パシャ!」
黙祷している間もデジカメのシャッターを切る音が聞こえる。
たしかに撮りたい気持ちはわかるけど、黙祷の時くらいわずかな間やねんから、写真撮る手を止め、目を閉じてほしいなぁと感じた。
自分も、あの光景は写真に撮りたかったけど、あえて撮らずにおいた。