おもてなしとは…

昨日はヘルスキーパー協会のメンバーと東京の彼を顔合わせさせるべく、第1ビルの福寿で呑んだ。
久々に記憶が飛ぶくらい呑んで、ホテルまで彼を送り届けたことすら覚えていない。
今夜は自分も彼も用事があり、ランチが最後の食事となった。さてさて、どこへ食べに行くか…
これだけ外食のランチが続くと、普段外で食べることの少ない自分としては、ネタが尽きてくる。今後はもう少し外で食べて勉強しておこうと感じた。
とはいえ、今日のお昼をどうするか?
同じ店に行くことだけは避けたかったので、北新地をブラブラしながら、外に掲げてあるメニューを見ながら決めることにした。
【一本穴子と大海老のとろたま天丼】950円
というのが目に止まった。
店内に入ると昼間だというのに薄暗く、一見してバーであることがわかる空間。この薄明るい照明って苦手なんだよなぁ…と2人して恐々カウンターのイスまでたどり着いた。
オーダーしてから出てくるまでの間、ふとカウンターにおいてあったメニューを見ると、メニューではなかった。
「おいしいタマゴかけご飯の作り方…?!」
何気なく読んでみて面白かったので、全盲の彼にも読んで聞かせた。こんなんで美味しいんか?!と内心疑っていたが、目の前でエスプレッソを作っていた女性が一言
「よろしければ、すこしですがお作りしましょうか?」
何ともくすぐったいサービスである。
「…あ、お、お願いします…」
そう言ってしまってから、しまった…と思った。
もしかして、これもオーダーの一つ?
そう疑った自分の小者さが悲しかったが、それでもこういうサービスっていいよなぁ〜と不思議と思えてしまった。なんだか自然な振る舞いに思えて、品格のようなものを感じた。ひょっとしてこれが「おもてなし」ってやつ?
オーダーした天丼を運び方やお膳の置き方、薄暗かったとはいえ、ゆっくりと丁寧で、どことなく品が有りそうに見えた。自分がこんなふうに感じることって今までなかったことで、かなりビックリした。
手引きして店まで行くので、移動時間がかなり掛かるためランチは白衣で食べに行っていたので、マッサージ師であることは何となくわかったかと思う。
ちょっと場違いだったかな…
でもまた行きたい…