衝撃的な出来事

「き、効いたぁ〜〜〜!!」
午前の仕事が始まる前の事である。
昨日からの胃腸の不具合が依然続いていて、どうにも堪らなかった。
いつもなら家から職場まで余裕で走っていくのだが、今日は途中から歩いたほどだった。
「今日は仕事にならんかもなぁ・・・」などと思っていたが、どうにかして体調を戻したかったので、仕事前に胃の経絡の足三里に鍼を1本打ったのである。
昨日も嫁に腹部と背部のマッサージを頼んで、かなり改善はしていた。
「鍼やったら一発やのになぁ・・・」と嫁には言われた。
何で今まで気付かなかったんやろう・・・
それは、鍼そのものを信じてなかったからに他ならんと思う。
鍼灸師・マッサージ師でありながら、患者に施す鍼について、実は鍼師自身が信じてなかったとは・・・ああぁ、悲しい、悲しすぎる。
これほど鍼が効くものだとは、今まで知らなかった!
鍼師として恥である!
"鍼師"ではなく"鍼士"だったのかも知れない。
今回、たまたま体調が悪い時に鍼が打てたというのもあるが、今まで受けたどんな鍼よりもバツグンに効いた。
「おれって、もしかして鍼に向いてるんちゃうか?」
などと思ってしまったが、その前に自らの不勉強をもっと認識せなあかんやろう。