鉄人の最後

前から行こうと思っていた新長田にある鉄人広場にやっと来る事ができた。
聞いてはいたが、実際に目の当たりにするとホントにデカイ!
これが悪を相手に暴れまわったらさぞ痛快やろうなぁ…などと、昔見たTVを思い出す。

神鍋マラソンから帰ってきた時、父はすでにあの世に逝った後だった。
スポーツでは何をやってもピカイチだった父を、幼い自分は心から鉄人のように思っていた。
そんな父も50歳を過ぎる頃から入退院を繰り返し、とうとう最後の時を迎えることになった。
棺桶に入っても、なおまだ生きているような気がした。
しかし、さすがに火葬されて骨になった姿を前にすると、鉄人の最後を悟った。