たまには知的に!

今日は西神中央にあるアシックススポーツ工学研究所という施設に行って、ランニング能力の測定を行ってきた。
気分だけでもアスリートっぽく行きたい〜という、なんかエエカッコしいみたいやけど、半分はその通り!
んで、もう半分は故障の予防を目的と考えて行って来ました。
「こんな持ちタイムで測定に来るなよなぁ〜」って思われるんちゃうやろうか...」とすごく心配やったけど、スタッフはいろいろと気を使ってくれて、終始こちらがリラックスできるように努めてくれた。

今回は簡単に測定内容を書くと、

  • 膝の曲げ伸ばしをする際の最大筋力の測定(左右)
  • 足型を3次元で形状測定(左右)
  • 脚の骨の付き方や足関節・股関節の柔軟性
  • ランニングフォーム
  • ランニング中の足底への体重の掛かり方
  • 最大酸素摂取量(VO2Max)

最初の膝の曲げ伸ばしの最大筋力測定では、測定器に固定した足で膝の曲げ伸ばしを3回行い、それを2セット。最大筋力ということなので思いっ切りやるわけだが、足を曲げる時にふくらはぎ部分の筋肉が危うくつりそうになった。測定後、まだ少し足が痛かった。
結果は、伸筋に比べ屈筋がやや弱く、強さの比率では2:1くらいがいいそうな。

次に足型の3次元測定では、まず足の拇指・小指・踵骨の内外側それぞれに測定用のシールを貼る。
続いて、機械の中に片足ずつ入れて足の形が立体的にスキャンされる。
自分の足は幅広だと思って4E(ワイド)タイプのシューズを選ぶようにしてきたが、測定の結果どうも違うようであった。むしろ幅は狭くDか2Eくらいを選んだ方がイイそうである。それと、やはり土踏まずのアーチが崩れた偏平足気味の足であるそうな。

ランニングフォームは、施設内にあるトラックを一定の速度で50mほど走り、前後左右に設置されたビデオカメラでランニング時のフォームを撮影して、フォームを分析してもらう。
あと、トラックの一部に1mほどの範囲だけセンサーが埋め込まれた部分があり、そこを走り抜けることで足に掛かる衝撃を測定することができる。3段階の速度で走り、その時の値を片足ずつ計測する。
これがなかなかクセモノで、うまくセンサーが埋め込まれた部分を踏むのに苦労した。正確に書くと、意識して踏もうとすると自然なランニングフォームとならず、データとしては意味がなくなってしまう。
かといって何も考えていないと、全然うまくいかない...
結局、27本も走ってしまった。

最後に、最大酸素摂取量の測定は、室温を15度に保った冷蔵庫室のような所でトレッドミルの上を走り、その時の呼気中に含まれる二酸化炭素の量と心電図を測定する。
AT(又はVT)を過ぎたあたりで、急激に乳酸の産生が急に増えるが、それを超えてほぼ全力になるあたりまで走り、どれだけ体内に酸素を取り込む能力があるかを測る。
あまりトレッドミルに慣れていなかった自分は、どうもぎこちない走りになって、全力で走るところまで到達できなかった。

今回の測定結果の詳細なデータは3週間後にCDに入れて送ってくれる。

施設とランニング能力については以下のページで知りました。
http://www.asics.co.jp/tech/sokutei/index.html